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センター長あいさつ

 

皆さま、こんにちは。令和3年4月から先端医学研究センター長を拝命しました薬理学講座の筒井です。

琉球大学医学部先端医学研究センターは2016(平成28)年度概算要求で発足しました。

本センターの設立の趣旨は、医学部、医学研究科、および病院において行われる先端的研究を支えるために、専門的知識・技術を備えた人材を配置し、基礎/臨床の垣根を超えた研究支援体制を構築することです。

さらに、2017(平成29)年3月の琉球大学医学部および同附属病院移転整備基本計画では、以下の取り組みを進めていくことになりました。

 

① 沖縄の天然資源の利用と創薬
沖縄は亜熱帯気候に属し植物や海洋生物の多様性が存在し、天然物由来創薬シーズの探索に適した環境にある。当該生物資源を用いた天然化合物ライブラリーや創薬候補化合物のスクリーニングシステムを整備し、前臨床試験・臨床試験を支援する。

 

② 熱帯・亜熱帯環境下における感染症研究
沖縄の地政学的特徴を活かした感染症研究を推進し、各種検疫体制の確立のための感染症診断機器の開発や全国的な感染症の臨床研究を推進する体制を確立する。

 

③ 住民ゲノムコホート及び疾患ゲノムコホートの構築
沖縄住民の遺伝学的背景や島嶼県であることを活かして、特徴ある住民ゲノムコホートならびに疾患ゲノムコホートを構築する。前者は、遺伝要因と環境要因の統合解析により、後者は、効果の強い感受性(原因)遺伝子の同定により、種々の疾患発症機序の解明および新規治療法の開発を目的とするものである。

 

④ 細胞治療研究及び幹細胞治療
体性幹細胞を用いた新たな治療法の確立および免疫細胞を用いた癌治療を企業とともに推進する。

 

⑤ 医療データ管理システムの構築
沖縄県・島嶼地域という地域性を活かし、沖縄県民の医療情報データ等のビッグデータを用いて、本センター内に疫学的な研究を実施するシステムの構築を図る。

 

⑥ 産学連携及び知的財産管理体制の整備
産学連携を推進するために、企業との連携を担うコーディネータを配置し、特許等の知的財産の申請・管理を行うTLO機能体制を整備する。

 

医学部・医学研究科と病院は2年後の2025(令和7)年初めに宜野湾市西普天間住宅地区跡地に移転します。本センターは、移転先において、研究機能を強化し、医療水準を向上させ、沖縄県の健康医療の拠点化に資することを目的として設立されました。当初の目的達成のため、今後は、全学的な組織・恒久的な組織として強化することが重要であると考えています。

令和3年4月1日
琉球大学医学部長・医学研究科長
筒井 正人

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