沖縄県の再生医療中核拠点として、平成27年4月に再生医療研究センターが設置されました。当センターは、ロート製薬(株)から寄贈された2階建ての建物(延床面積812 ㎡)の1階部分に、沖縄県先端医療産業開発拠点形成事業で整備された本格的な細胞培養加工施設(床面積224 ㎡)を有しています。この細胞培養加工施設は、合計12のユニットからなる本格的なもので、近年主流になりつつあるアイソレータ方式を採用しています。このアイソレータ内は極めて高い無菌状態となっており、GMP基準に準拠した再生医療用の細胞を調製できます。再生医療分野の業務は、当センターの細胞培養加工施設を維持管理・運営しつつ、安全な再生医療用の細胞を供給し、医学部附属病院や医療機関、研究機関、企業などと連携して優れた再生医療研究を実用化することです。将来的には、当センターにて実用化された再生医療を多くの患者様に提供し、沖縄県の健康社会の実現と再生医療の産業化推進に貢献したいと考えております。
分野長
消化器・腫瘍外科学講座(対応診療科:第一外科) 教授